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あるところに花売りの少年が居た。貧しい家に生まれた少年はボロボロの服で身を包み、靴も履かずに裸足で街を歩いていた。
「花は要りませんか?」
もう何回言ったか分からない台詞を繰り返す。だけども誰も足を止めずに過ぎ去って行く。気がつけばもう日は沈み始めていた。
「…もう帰ろうかな」
そう呟いた少年が家に向かおうとすると、
「そこの君、私に花を売ってくれないか?」
と声をかけてくる青年が現れた。高級感を漂わせる格好から金持ちだろうと推測出来た。しかも顔は美男子に含まれるくらいで……世の中はなんて不公平なのだろうかと少年は思った。しかし今は花を売ることが先決だと考え、頭を切り替える。
「どの花になさいますか?」
「そうだなぁ……お薦めはあるかい?」
「でしたら…こちらの花なんて如何でしょうか」
「ほぉ綺麗な純白だ。君が育てたのかな?」
「はい。売っている花の全ては僕が育てました」
「なるほど。君は素質があるかもしれないな。実に素晴らしい花たちだ」
「ありがとうございます」
ふわっと笑う少年を見て青年は少しだけ驚いた表情を見せた。何か?と尋ねる少年に、青年は何でもないと応えた。
「では、この白い花を束にして欲しい」
「かしこまりました」
いそいそと花を束にしていく少年。その手際は慣れているものだった。
「君は…」
「はい?」
「いや…何でもない。この花の花言葉は何かな?」
「これは…」
少年は笑う。"絆"です、と優しく言葉を紡いで…
「絆…」
「はい。良い花言葉だと思いませんか?僕のお気に入りの花言葉なんです」
「…あぁ。とても良い花言葉だ」
青年も静かに笑った。少年はそれを見て、すぐに視線を逸らした。
「…それでは、このような感じで如何でしょう?」
「素晴らしい出来映えだ」
幾らだ?と聞く青年に少年はいつもより少しだけ高い値段を要求した。それを知らない青年は素直にコインを渡した。
「花、ありがとう。また会ったら買わせてもらうよ」
そうして青年は街へ消えて行った。少年は、ふと手元を見るとコインが2枚多いことに気づいた。きっとチップのつもりだろう。返そうと思ったが青年の姿は無かった。
「……また会えるかな」
いつもよりコインを4枚多く貰った分を含めて計6枚。次に会う日まで大事にとっておこうと少年は決めた。
そうして少年も街の雑踏の中へ足を進める。6枚の金貨を大事そうに握りしめながら……
six pence
(新しいコインは幸運をもたらす)
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ちょっとレトロな感じを書きたかったw
青年×少年は身長差も年齢差もあります。そして青年は独占欲が強くて少年は学校に行ってないのでかなりの無知です。たまらん、もっとやれ←
そして下に没ネタ投入
「そこの君、私に花を売ってくれないか?」
「あ、ありがとうございます。どちらに致しますか?」
「そうだなぁ……君という純白の花をくれないか」
「非売品です」
「愛はプライスレスという訳だな」
「いいえ。愛は在庫切れです」
「それは残念だ」
……なんていう会話www
青年のキャラが崩れてる(^o^)
というか純白の少年ってことは少年は処j(ry
金で買えないなら盗むまでだ。やめて下さい万引きです展開になるのも良いかもしれないww
あぁヤバい壊れてきた。
……寝よう←
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