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途中から。
あぁ悔しい悔しい。まさかあのタイミングで逃げられるなんて思いもしなかった。一生の不覚だ。末代までの恥だ。
「…どうした?」
「別に…」
何でもないと答えれば返ってきた返事は、そうか…と一言だけだった。
あぁ寂しい寂しい。何で隣に居るのに遠いのだろうか。
そう思って手を伸ばして触れてみた。
「…冷たい手だな」
「心が温かいので」
「面白い冗談だな」
「冗談なんかじゃ…ないし」
「怒った?」
「別に」
さり気なく手は離さなかった。むしろ服を掴んだ。
「何?そんなに俺が恋しい?」
「しね」
「否定しないんだ」
「…別に」
「恋しく思ってくれるのは嬉しいけどさぁ」
そう言って俺の手は服から離された。
「すがりつく相手がさ、違うよね」
優しく囁く言葉は鋭利だった。
「君が求めてる奴は此処に居ないよ。あいつは…あっちに居る」
「…最低だ」
「知ってる。でも僕を利用してる君も最低だよ」
あぁ悲しい悲しい。一時の安心も得られないなんて。僕はいつからここまで落ちぶれたんだろうか…
恋愛データリサーチ
(敵は12時の方向です!)
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最近ここにアップしてる物語を部活で使っても良い気がしてきた。
……あ、編集はするけどね!←
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