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腐女子街道を歩み始めた蒼井の戯言帳。 日常や物語などを気ままに更新中。
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最近雨が続いてて憂鬱になりますねぇ……メランコリー状態です←
しかも自分が家出た瞬間に雨が強くなるっていう災難付きだもの。そりゃ凹みますよ。


雨は嫌いじゃないけど大雨は嫌いです。
服は濡れて気持ち悪いし、頑張って整えた髪の毛もボサーってなるんですもん。
程良い湿気なら気持ちいいんですけどね……湿度高すぎで嫌になります。


それに今日足くじいちゃって「運無いなー」なんて思いながら過ごしました。
別に歩けないほどではないんですけどね。走り出そうとしたら膝が崩れてそのままグキッみたいな。
今日星座占い6位くらいだったからかな?←





そして2日連続でガチ小説ー!←
今回も昨日の2人出してみました。私的にちょっとお気に入りだったり?笑
最近私の辞書に「自粛」という言葉が無くなってきてる気がしますが……大丈夫だよ!って言ってくれる方だけ読んでくださいねw



部活中、他の奴の目をあまり気にせずに俺は里崎に近寄った。

「里崎、里崎」
「……何?」
「今日も俺ん家来ない?」
「……行かない」
「え!何で?!」
「……………から」
「?」

俺は周りの音でよく聞こえなくて耳を里崎に近づけた。すると里崎がもう一度口を開く。

「……腰が、痛いから」

………え?
驚いて里崎を見れば下を向いてて表情が見えなかった。
けど、なんか照れてる……?俺の気のせいか?

「えっと、あの、ごめん」

《ゴスッ!》

里崎のストレートが俺の腹に命中した。クリーンヒット。
痛みで声が出なかった俺は蹲りかけながら里崎を見た。
すると里崎の表情に変化がない……と思ったら、あった。
里崎の目が怒りに満ちていた。え?俺何かした?

「さ、里崎……君?」
「羽沢……お前、本気で何?」
「え?いや、別に何でもないけど」
「じゃぁ何で謝る訳?」
「里崎が腰痛めたのは俺のせいかなって思ったから」
「……謝られるとか屈辱なんだけど」
「屈辱的なの嫌い?」
「嫌いに決まってる」
「え、でも昨日俺がf」

《ゴスッ!》

本日2度目のストレートが入った……まじで痛いんだけど……
あぁ古川がこっちをめっちゃ変な目で見てくるじゃねーか!丹波も見てるし!

「里崎……まじでいてぇ」
「うるさい。羽沢が悪い」
「いや、悪かったとは思うけど本当の事じゃん」
「―――っ!」
「昨日の里崎は可愛かったのになー」

そう云って俺は里崎の耳元に顔を近づけて囁いた。

「そういうツンツンした里崎も好きだけど、俺の下であんあん云ってる里崎の方が好きだな」

《ゴスッ!》

本日3度目。いや、今回はアッパーだったから違うのか?
俺は痛む顎を押さえながら里崎を見た。
すると里崎の顔がよく見ないと分からないくらい微かに赤かった。
ちょ……可愛いな、お前。ここが部室だってこと忘れちまいそうになる。
そんな事考えながら里崎の言葉を待っていたが一向に返事がない。
待ちきれなくなった俺は、自分から話しかけた。

「里崎?」
「………馬鹿」
「え……?」
「羽沢の馬鹿、阿呆、変態、しね」
「そこまで云わなくても……」
「云い足りないくらいだ。このエロ魔人」
「ほぅ……エロ魔人と来たか。その魔人に縋りついてきたのは誰だったのかねー」
「―――っ?!」
「里崎は何?最近流行りのツンデレ?」
「――んな訳あるかっ!」

珍しく大声出した里崎に古川と丹波が驚いた顔でこっちを見ていた。
と云っても、俺も驚いちゃったんだけど……

「羽沢、お前此処は部室だぞ?」
「うん、知ってる」
「そういう事を平気で云うな」
「何で?」
「……は、恥ずかしいだろ」
「……あぁもう、お前本当に馬鹿だ」
「なっ……?!」

俺は女子達にちょっと抜けると伝えて部室から出て行った。
向かった先は誰も居ない校舎裏。そこにある倉庫の裏に来た。そこは運動部の声もあまり聞こえなかった。

「な、何だよ」

反抗的な目の里崎を見ても俺は興奮しか覚えなかった。
嗚呼、俺かなりSなのかもしれない……なんて思ったら自然と笑っていた。

「里崎、俺やっぱりお前のこと好きだわ」
「はっ?!」
「お前は?」
「……………言わなくても分かる、だろ」
「分かんね。俺頭悪いし」
「―――っ!……………よ」
「え?何?聞こえない」
「っ!だから……!俺も、好、きだって云ってん、だっ!」

俺は抑えきれずに里崎を壁に押し付けて里崎を貪った。
何秒、何分続けていたのかは分からない。それくらい夢中だった。
顔を離すと俺らの間には銀の糸。それを見た里崎が顔を真っ赤にして叫ぶ。

「羽沢!いきなり盛るな!」
「悪い悪い。だけどさ……」
「?」
「お前だって感じてるじゃん」
「っ!」
「こっちみたいにもっと素直になろうぜ」
「……う、うるさい!」
「はいはい。とりあえず俺、もう無理だから……里崎、責任とってくれる?」
「何で俺が……!」
「だって里崎が潤んだ目で俺を誘ってくるから」
「誘ってねー!」
「ま、里崎の身体は準備出来てるみたいだから……な?」
「ちょ……!は、ざわっ……!んっ」
「お前エロすぎ……」





その後、部室に戻ったときにはかなりの時間が経っていて……俺と里崎は古川にかなり怒鳴られた。
何していたか聞かれても答えることなんて出来なくて、とりあえず俺の耳には古川の説教は全く聞こえていなかった。


俺は耳に残ってる里崎の声や言葉をずっと繰り返していた。




END.

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蒼井 澪
性別:
女性
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 2月18日

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●血液型●
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