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「俺が女の子だったらさー…」
「ん?」
「俺が女の子だったら、俺ら結婚出来たのにな」
「ぶっ!!」
…お茶を吹き出しました。
「ごほっ…お前、いきなりどうした?」
「いや…俺がそうだったら色々良かったなぁと思って…」
「結婚以外にも?」
「うん」
「例えば?」
「デートが堂々と出来る。手繋いだりキスしたり」
「…うん」
「近寄ってくる女にも堂々と言える。今だったら上手く阻止出来ない」
「…なるほど」
「それに、女だったらもっと楽だな」
「何が?」
「何って…せっk」
「うわぁぁぁああああっ!直球すぎるから!」
「ん?あぁ悪い」
「まったく…」
「でも実際楽だと思うんだ」
「どうして?」
「だって今の体は受け入れられるように出来ていない」
「まぁ…確かに…」
「女の子だったら違う。もっと楽に受け入れられる気がする」
「それは違うんじゃ…」
考えは理解したが共感は出来なかった。
「とりあえず、お前が男とか女とか関係ないからな?」
「ん?」
「俺は別に男だけが恋愛対象でも無いし。ありきたりな台詞だけど、お前だから惚れた訳だし」
「……」
「だから女の子だったら、とか関係ないよ。お前だから良くて、もしもとか必要無いしさ」
「……」
「だから、あの…」
「うん、分かった。よく分かった」
「え?」
「分かったから…ちょっともう言わないで…」
「もしかして……照れてる?」
「…うるさい」
「えっ本当に…?可愛い…」
「か、可愛くない…」
「可愛いよ。流石、俺が惚れただけのことはある」
「……」
「大好き」
「…………もん」
「ん?」
「俺の方が好き、だもん…」
「…っ」
「それだけは譲らない」
「………あ、え、うん…」
「顔赤いよ」
「…うるさいよ」
「可愛い」
「……さい、ですか」
「うん。大好き」
「ありがとう…」
……はぁ、やっぱりコイツには適わない。
俺は観念して、ぎゅっと抱きしめた。
両者引き分け
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気をつけないとやっぱりストレートな話になっちゃうなー…
……一種の願望かな?ww
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