[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
あの子を一目見たら誰もが口を揃えて言うこと、それは「あれが本当の女の子だ」という台詞。最初その噂を聞いて意味が分からなくて興味無かったけど、クラスが一緒になった時に見たらその噂が本当だったことを痛感した。これが、本当の女の子なのだと……
「りっちゃん?」
私の隣で心配そうに見つめてくる子がその子だなんて誰が信じるだろうか。他の男達を振り向かずに真っ直ぐ私の元へ来てくれるこの子が本当に愛しすぎて…この気持ちをどうすれば抑えられるかなんて私には分からないからいつもいつも苦労する。嗚呼、このまま押し倒してしまいたい。
「りっちゃん、具合悪いの?」
「…悪くないよ。どうして?」
「なんか顔が怖かったから…」
それは君への欲を抑えてるからだよ、なんて言える訳もなく……ちょっと考え事してただけだよと小さく微笑んで誤魔化した。でもきっと君は騙せないんだよね。だって見つめてくる瞳がまだ悲しそうだもん。本当にどうしてくれるのか…毎日毎日抑えてるけど限界が来てしまった時が怖い。この子を壊してしまいそうで。それくらい好きだから。でもこの子は違う。きっとそんな感情を私に抱いてない。だから私はこの子には触れない、くっつかないと決めた。それがこの子にとっての幸せだから。私たちにとって一番良いことだから。そんなことは考えなくても分かってるから私はただ微笑んで良いトモダチを演じる。この子のシンユウを演じるのだ。……でも、この子の隣は私だけ。それだけは絶対に譲らない。この子が私を捨てない限りはずっとだ。
そして私は静かに一つ溜息をついて、エガオを顔に張り付けた……
――――――――――――
初めてのGL…かな?いきなりガンガン書くのも…って思ったので柔らかい表現になるようにしましたぁ
なんか佐智の小説読んでたら書いてみたくなったんだよねwwまた気が向いたら書くwww