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――そして世界は破滅した。
何の前触れもなく、突如として世界は滅びたのだ。災害でも人災でもない。刹那に世界は破滅した。いや……
"消えた"のだ。
まるで最初から何も無かったかのように。何億年という歴史が全くの零になり、生物が築き上げた文化も全てが無となった。何もない。そして何もなかったのだ。
もしもこの世に神が居るならば、これは神の仕業なのだろうか。仕業だったらたちが悪い。そうすべきだったのか、ただの気まぐれなのかは誰にも分からない。
……そう、きっと
"神のみぞ知る"
―――――――――――――
……はい。お疲れ様でしたぁ
全然更新していなかったのに気付いて、とりあえず穴埋めとして書きました←
書くのにかかった時間は20分以内。お手軽ですねw
でも毎回毎回BだのGだの書くのもアレなので、たまには…ねw
とりま、早く咳が止まれば良いと思う(´・ω・`)
「りっちゃん、紅茶飲める?」
「うん、飲めるよ」
「良かったぁ、今紅茶くらいしか無いからダメって言われたらどうしょうかと思った」
「そんなこと無いよ、紅茶好きだし」
……なんて嘘。紅茶なんか本当は大嫌いだ。でもこの子が出してくれるものを拒絶する理由なんて私には無い。たとえ毒が入ってても私は喜んで飲み干すだろう。この子に殺されるなら本望だ。きっと笑顔で死ねる。
「りっちゃん」
急に顔を近づけられて驚いた。でも表情は変わらなかったはず…
「りっちゃんは私と居て楽しい?」
「………え?」
いきなりの質問に答えが出なかった。質問の意図が分からない…
「最近りっちゃんの笑顔が減った気がして…私の勘違いなら良いんだけど、でもやっぱり気になるの」
……嗚呼この子は天然といい悪魔なんだ。それとも神からの試練なのか?
「そんなに、笑ってない?」
私が訊くと大きく頷かれた。
「何でそんなに私なんかの笑顔が気になるの?」
気にしなくても良いんだよ?と言ったら、目の前で可愛らしい唇が笑みをつくった。
「だって私、りっちゃんの笑顔大好きだもん!」
「…―っ」
邪な気が無いと書いて"無邪気"とはよく言ったものだ。これほど悪意のないいじめは無いと思う。そんな可愛らしい唇から出てくる言葉を拒否出来る訳無いじゃないか…
ふと何故か視線を釘付けにされてしまう唇に欲情しているのが分かった。
この状態は……マズい。
「本当に好き、だよ?」
――その言葉で私の中で、何かが切れた。気づけば彼女の唇を奪っていて、首に顔を埋めていた。そして痕を残した。それは無意識なマーキングだった。
「………っ、ご、ごめん…!」
我に返った自分の口から出てきた言葉は謝罪だった。
「………」
この子の無言が怖かった。自然と自殺願望が芽生えた。
「りっちゃん…」
「……はい」
「今のは?」
「………き、きす…」
「……」
「……」
沈黙が痛い…
「私、今のが初めてだったのに」
「……うん」
「捧げたというよりも奪われちゃった」
「……ご、ごめん」
「…りっちゃん」
彼女は私の頬に手を当てた。
「やっと、やっとりっちゃんに会えた気がする」
そう言って彼女はニコッと笑った。私の大好きな笑顔で…
「おかえり、りっちゃん」
「……た、ただいま」
動揺してる私を見て彼女は本当に楽しそうに笑い始めた。それを見て、自然と私も笑っていた。
「りっちゃん、私のこと好き?」
「…うん、大好き」
私の心をかき乱す、天使の顔した悪魔みたいな貴女が本当に…
―――――――――――
……ちょっとセンチメンタル?風な作品、ですかね?
GになろうがBだろうが私の作風は変わりませんね……文才が無いからだけど!そんなこと分かってるけどね!←
とりあえずこの子たちの話は完結です。また登場するかもしれませんが、その時は思い出してやって下さい。
そして、また違うキャラで書きたいです!だから誰かネタをくれwww
あの子を一目見たら誰もが口を揃えて言うこと、それは「あれが本当の女の子だ」という台詞。最初その噂を聞いて意味が分からなくて興味無かったけど、クラスが一緒になった時に見たらその噂が本当だったことを痛感した。これが、本当の女の子なのだと……
「りっちゃん?」
私の隣で心配そうに見つめてくる子がその子だなんて誰が信じるだろうか。他の男達を振り向かずに真っ直ぐ私の元へ来てくれるこの子が本当に愛しすぎて…この気持ちをどうすれば抑えられるかなんて私には分からないからいつもいつも苦労する。嗚呼、このまま押し倒してしまいたい。
「りっちゃん、具合悪いの?」
「…悪くないよ。どうして?」
「なんか顔が怖かったから…」
それは君への欲を抑えてるからだよ、なんて言える訳もなく……ちょっと考え事してただけだよと小さく微笑んで誤魔化した。でもきっと君は騙せないんだよね。だって見つめてくる瞳がまだ悲しそうだもん。本当にどうしてくれるのか…毎日毎日抑えてるけど限界が来てしまった時が怖い。この子を壊してしまいそうで。それくらい好きだから。でもこの子は違う。きっとそんな感情を私に抱いてない。だから私はこの子には触れない、くっつかないと決めた。それがこの子にとっての幸せだから。私たちにとって一番良いことだから。そんなことは考えなくても分かってるから私はただ微笑んで良いトモダチを演じる。この子のシンユウを演じるのだ。……でも、この子の隣は私だけ。それだけは絶対に譲らない。この子が私を捨てない限りはずっとだ。
そして私は静かに一つ溜息をついて、エガオを顔に張り付けた……
――――――――――――
初めてのGL…かな?いきなりガンガン書くのも…って思ったので柔らかい表現になるようにしましたぁ
なんか佐智の小説読んでたら書いてみたくなったんだよねwwまた気が向いたら書くwww
気付いたら首を絞めていた。白くて細い愛しい人の首を。理由なんてなかった。ただ苦しむ顔が見たかった…きっとそんなところだろう。だって殺したいと思ったことは一度も無いから。
「げほっ、げほっ…!」
手を離したら急に空気が入ったのか噎せていた。大丈夫?と小さく問えば、うんと弱々しく返事が返ってきた。
見つめてくる瞳に嫌悪の感情は無い。ただ見つめてくるだけだった。俺は無言で抱きしめた。さっきとは違って優しく包むように。俺の腕の中にある体は本当に細くて…力を入れれば粉々になってしまいそうだった。好奇心に似たような感情が俺を支配しようとするが、頭を振って邪念を払った。そんなことをしたら可哀想とかそういう気持ちじゃない。きっと無駄だからだ。
だってあの細い首でさえ折れないんだから……
あるところに綺麗な綺麗なお嬢様。煌びやかな飾り付けをされたお部屋に丁寧に織り上げられた絹のドレスを身に纏う。そんなお嬢様は泣いていた。真珠のような涙を流して泣いていた。従者は皆どうして良いか分からずに幾日も過ぎていた。嗚呼なんて可哀想なお嬢様。貴女が信頼していた者達は皆役立たず。父も母も見て見ぬ振り。姉達は舞踏会へ行き、兄達は戦争に行ってしまった。そんなお嬢様の頼りは窓からやって来る翼を持った友達だけ。真っ黒な服、靴、翼、そして鎌を持っていて…瞳だけが優しい海の色。肌は黒を引き立てるかのように透き通った白だった。その美しさと言ったら……人間には得ることが出来ない程の美しさ。そして友達は謳う。美しい歌声で、まるで何かに想いを馳せているように。そうしてお嬢様は惹かれてく。この漆黒の天使の導かれるままに。
――気づけばベッドはもぬけの殻。役立たずの従者は声も出ず、見て見ぬ振りした両親は途方に暮れ、舞踏会へ言った姉達は泣き崩れ、戦争へ行った兄達は嘆き悲しんだ。けれどもお嬢様は帰ってこない。ずっとずっと長い間…一族が滅び、国が滅んでもお嬢様は帰って来なかった。居なくなった時に残した、真っ黒な羽だけを置いて―…